'04年始信州温泉旅行
冬休みに入り年末に2回18切符を使う旅行をした。青春18切符3回分を使い残りは2回分。
まず4回目の旅行は長野の奥、飯山線上境の「いいやま湯滝温泉」。ここは新潟と長野の豪雪地帯を結ぶ単線非電化のローカル線、千曲川に沿って走る列車の沿線で駅から歩いても直ぐで豪雪に囲まれ千曲川を見下ろしての露天風呂が魅力。
そして最後となる5回目はこれも信州。北アルプスの麓、大糸線信濃木崎の木崎湖温泉「ゆーぷる木崎湖」。
飯山線は新潟県寄りに対し大糸線は富山県寄り。北アルプスの景色は雪が降っていて遠くまでは見えなかったが、その分雪国の情緒をたっぷり味あう事が出来た。
信州いいやま湯滝温泉の旅
1/3(土)
1/3(土)朝、4時半過ぎに起き、50分に家を出て5:15西岡崎に到着。5:28発の下りムーンライトながら大垣行き、
後の車両が自由席なのでホームの後ろ寄りで待つ。
列車に乗り込み少ししたら乗務員が来たので18キップの日付を押してもらう。名古屋で中央線に乗換え。列車は
313系セミクロスと213系転換クロスとの連結。ホームの後ろ寄りで待ちここは当然転換クロス車両に乗り込む。多治見を越えた辺
りで夜が明け、おにぎりの朝食を済ませ7時半過ぎに中津川に着く。
中津川からの列車はセミクロス。ボックス席の窓側で座っていると結構人が乗って来た。
5,6人の一団が乗り込みこちらに近寄ってきて3人が自分の居るボックスに座った。会話を聞くと中国人の様。
この頃、旅行等をしているとよく中国人を目にする(耳にするが適切、見た目は日本人だが会話で中国や韓国の人と判明)。
この中国人結構賑やかにおしゃべりと飲み食いをしていたがそのうち1人が違う席
に行き、残った2人も眠りだし内心ほっとした。しかし飲んでいた酒の臭いがかなり臭っていて松本迄の2時間半、快適な環境
とは間違えても言える状態ではなかった。一方、車窓は御岳山と木曽駒ヶ岳の間を流れる木曽川沿いの渓谷を走り雄大な眺めが
続いた。
松本では30分の待ち合わせ。この時間を利用し改札を抜け近くのデパートで食料を調達。松本の街並みや北アルプスの眺望を
を楽しみながら写真を撮ったりした。時間も迫り駅に戻ってホームに行くと既に列車が入っていて人がかなり乗っていた。
長野までは座っては行けたが人が多くとても列車内で物を飲み食いする勇気は無かった。
長野に着き直ぐに戸狩野沢温泉行きに乗換え。さすがにこの列車は空いていてボックスを余裕で独り占め、
雪景色を肴に松本で購入したつまみと弁当で缶チューハイ。
長野までは雪は殆ど見られなかったがさすがに日本有数の豪雪地帯を行く飯山線だけあり長野を出ると直ぐに雪景色になった。
列車が進むにつれ積雪は増し飯山に着くまでには完全な雪国に様変わり。
戸狩野沢温泉で15分の待合せで十日町行きに乗換え、次の駅「上境」に5分程で到着。駅から3分程歩き本日の目的地
「いいやま湯滝温泉」に到着。
いよいよ目的の「豪雪地での露天風呂」しかし今日はあいにく暖かで雪がポタポタ溶け落ちてこの時期としては
雪もかなり少なめ。昨年の奥飛騨温泉は寒くてかなりの積雪でしかも雪まで降ってくれて気分は最高だったが、今日はチョッと
気分は盛り上がらない。まずは内風呂で温まる。泉質は無色透明の弱アルカリ単純泉。次に露天風呂。
ここは露天風呂が少し離れていて着替えて行く事になる。露天風呂はすぐ下に千曲川が流れ遠くに雪の被った奥志賀の山々が見え
眺めは素晴らしい。デジカメをコインロッカーに入れたのが残念。露天風呂は途中から1人になったのでカメラがあったら撮影
出来た!風呂から出ると玄関では餅つきが行われていた。飯山名物の古代紫米の餅を搗いていた。進められたので自分も餅つき
に参加し、お神酒をご馳走名なった。搗きたての餅を販売するとの事だがまだ出来そうも無いので諦め「いいやま湯滝温泉」
を後にした。列車が来るまで景色を眺めながら写真撮影。
列車が来たので乗り込もうとするとドアが開かず、後ろ乗りかと最後尾に行くと「前乗りです」とアナウンスされ前まで小走りで
行き乗り込んだ。列車の乗客の目がかなり気に成り気まずかった。特にここで乗る列車は一風変わっていて、
眺望車「ふるさと」と名付けられ全席が窓側を向いていて、外の景色が楽しめるようになっている。乗客全員の目が注がれていた
様に思えかなり恥かしかった(^^;帰りも戸狩野沢温泉で20分の待合せ。戸狩野沢温泉からは飯山線の終点、長野を目指す。長野で約1時間の待ち合
わせ。改札を抜け駅前をぶらつきデパートやコンビニに寄り17:06発甲府行きに乗る。
塩尻では3分で中津川行きと連絡。定刻どうり塩尻に着き本日の一番危うい乗換えも無事済ませ後はのんびり、ウトウトしながら
中津川まで。中津川20:54発の列車はセントラルライナー仕様の313系8500番台転換クロス車。快適な車両で1時間強、金山に到着。
金山で東海道線に10分の待合わせ。この10分が寒く感じ帽子と手袋で防寒体勢、雪国信州に行ったがそれよりこの時間が今日一番
寒く感じた。刈谷で乗換え西岡崎には順調に着き、帰りは恒例248号線沿いのラーメン屋に寄り替え玉お替りし、空腹を満たし帰宅。
信州大糸線温泉旅
1/10(土)
1/10(土)、先週の土曜と同じく西岡崎5:28発のムーンライトながらに乗り込む。今日はかなり混み合っていてドアが開いた時から
既に入れない程。何とか乗り込んだが名古屋まで停車する駅ごとに乗車してくるのでもう身動きが取れない状態。10数年ぶりに経験
した都内の通勤ラッシュ以来の混み具合だった。名古屋でやっとこの状態から開放され、次も先週と同じく中央線で中津川行き。
ムーンライトながらとはうって変わってガラガラの車内でのんびり。今日は24時間営業の豊田ジャスコで仕入れた惣菜と弁当で
朝からお酒。ムーンライトながらでは乗務員も周って来なかったので18キップの日付はこの列車で受けた。
松本までは先週と同じ行程。しかしある程度飲んだ後腹いっぱい食べたので車内ではウトウト状態。
松本で改札を抜けコンビニでスポーツドリンクを購入。
1時間弱の乗換え時間を利用し松本城などをめぐる松本周遊バス「タウンスニーカー」で市内一周。
松本から大糸線で本日の目的地「信濃木崎」をめざす。松本からの列車はボックス席の窓側に座れたがすぐに満席になり結構の
乗車率で松本駅を発った。先週は暖かく雪見露天風呂には今一つだったが今日は天気予報では期待が持てそう。
しかし木曽奈良井周辺でかなりの積雪が有ったが塩尻から穂高町あたりまでは雪は見当たらず日陰に少し残っている位。
今日の計画は「ゆーぷる木崎湖」のある大町で雪が少ない様なら白馬村の「白馬かたくり温泉 十郎の湯」まで足を伸ばす予定。
やはり白馬まで行かないと駄目かと思ったら大町周辺から積雪も増し雪もチラホラ舞って来た。信濃木崎ではかなりの積雪、
おまけに雪も降っていて最高のロケーション。新雪を掻き分け約10分歩き本日の目的地「ゆーぷる木崎湖」に到着。
内湯で温まった後、露天風呂。湯船に浸かると塀が高いため何も見えない。露天風呂からの眺めでは「いいやま湯滝温泉」の方が上、
しかし風呂の設備広さ館内共全体ではここの方が快適。「いいやま湯滝温泉」は風呂上りにくつろぐ所が無かったがここは休憩室
や売店も充実している。ここでは列車の時間まで約2時間あるため何度もゆっくり浸かった後ビールでくつろぐ。嫁から何か買っ
て来る様電話があったので珍しくお土産を物色。帰り、外は降雪がさらに増していた。
駅前にただ一軒酒屋だけが有り何か自分を呼んでいる様で自然に店内に吸い込まれていった(^^; ビールを買って列車に乗り込むと、
車内は空いていてボックスを占領。大町を越えた辺りから雪は小降りになり穂高では外も明るく雪も無くなった。
松本で小渕沢行きに乗換え塩尻で今度は中津川行きに。
どちらもボックス席に1人2人の空席ある程度。中津川行きの列車は奈良井に着くまでにはだいぶ空いていた。
中津川で40分の乗り継ぎを利用しアピタで買物。中津川からガラガラの転換クロス車でゆったり。
西岡崎には白馬まで行かなかった事で8時少し過ぎ着いた。
帰りは恒例248号線沿いのラーメン屋ではなく「カッパ寿司」がまだ開いていたのでそこで寿司を摘み帰宅。
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